分子栄養学(オーソモレキュラー栄養療法)
【目次】
分子栄養学(オーソモレキュラー栄養療法)とは
“医学的根拠に基づき、細胞レベルから身体を整える医療”
一般的な健康診断では「異常なし」と言われても、
- ✔ 疲れが抜けない
- ✔ 肌荒れが続く
- ✔ メンタルが不安定
- ✔ 頭がぼんやりする
- ✔ 痩せにくい
- ✔ 冷えやむくみを繰り返す
こうした症状は、多くの場合 「細胞レベルの栄養不足」や「代謝の滞り」 が背景にあります。
分子栄養学(オーソモレキュラー)は、
“身体を構成する分子(栄養素)が最適な状態で働くように整える医学”
であり、不調の原因を科学的に分析して改善へ導くアプローチです。
1. 分子栄養学の歴史と医学的背景
分子栄養学は、ノーベル賞を2度受賞したライナス・ポーリング博士が提唱しました。博士は、
「栄養素(分子)が適切な濃度で存在することこそ健康の基盤」
という概念を打ち立て、ビタミン・ミネラル・アミノ酸が代謝や免疫・ホルモンに与える影響を科学的に示しました。
その後、世界的に研究が進み
- 慢性疲労
- メンタル不調
- 腸内環境
- ホルモンバランス
- エイジング
など“薬だけでは改善しにくい領域”に強みを持つ分野として発展しています。
2. 栄養不足が不調を生むメカニズム
栄養の欠乏やアンバランスは、次のようなプロセスで不調に直結します。
ミトコンドリア機能の低下(慢性疲労)
エネルギーを作る工場。 鉄・ビタミンB群・マグネシウム・CoQ10が不足すると:
- だるい
- 朝起きられない
- 集中できない
- 動悸・息切れ
酸化ストレス・慢性炎症
抗酸化栄養素不足(ビタミンC・E・グルタチオンなど)により:
- 肌荒れ
- 老化
- 免疫低下
- 動脈硬化
腸内環境の乱れ
70%の免疫細胞が腸に存在。
腸漏れ・悪玉菌増加・カンジダ増殖により:
- アレルギー
- メンタル不調
- 肌荒れ
- 自己免疫疾患
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンの材料はすべて栄養素。
鉄・亜鉛・脂肪酸不足で:
- PMS
- 更年期症状悪化
- 不妊
- 甲状腺低下
脳機能(メンタル)
神経伝達物質は「アミノ酸+ビタミン・ミネラル」から合成。
不足すると:
- 不安
- うつ傾向
- 眠れない
- 過食
3. 当院で行う検査(専門的アプローチ)
不調の“理由”を明確にし、治療方針を正確に決めるため、以下を組み合わせます。
採血検査(80〜100項目)
- フェリチン
- ビタミンD
- 亜鉛・銅
- 甲状腺ホルモン
- 脂肪酸4分画
- インスリン
- CRP・炎症マーカー
→ 疲労・肥満・メンタル不調の原因が数値で見える化
有機酸検査(尿)
分子栄養学の中核”となる検査
- ミトコンドリア機能
- 腸内カンジダ
- 神経伝達物質代謝
- 抗酸化力
- 解毒力
→ 慢性疲労・メンタル・腸トラブルを根本から解析
GI-MAP(腸内細菌PCR検査)
- ピロリ菌(高感度)
- カンジダ
- 善玉菌/悪玉菌
- リーキーガット
→ 腸から始まる不調を正確に把握
唾液検査(副腎疲労)
コルチゾールの“1日のリズム”を評価。
毛髪ミネラル検査
- 水銀
- 鉛
- アルミニウム
→ 代謝不良の原因が重金属なのかを確認
4. 栄養療法(食事・サプリメント・点滴)
✔ 食事療法
管理栄養士が以下を個別に指導:
- タンパク質量
- 腸に優しい食事
- 疲労・メンタルに必要な栄養
- 血糖コントロール
- ライフスタイル改善
✔ サプリメント療法 ―
当院のサプリメント療法は、
「不足している栄養素を、必要量・吸収される形で・安全に補う」
ことを最優先にしています。
■ 医療用サプリメントを使用する理由
一般的なサプリでは
- 吸収率の低い栄養素が使われている
- 成分量が不十分
- 添加物が多い
ことがあり、体質改善に必要な“治療レベル”の効果は得にくいことが多くあります。
医療用サプリメントは
- 活性型(吸収されやすい形)のビタミン・ミネラル
- 科学的根拠に基づいた配合
- GMP準拠(医薬品レベルの品質管理)
- 含有量が適正で、治療に必要な効果が期待できる
という特徴があります。
当院のサプリメント設計
- 採血・有機酸・腸内検査をもとに
「あなたの身体でどの栄養素が足りていないか」を明確化 - 不足している栄養素だけを
最も吸収される形・必要量だけを処方 - 体調改善とともに
最終的にはサプリに頼らず生活できる身体づくりを目指す - 一人ひとり原因が異なるため、
完全なオーダーメイド設計
例:
- エネルギー不足 → ビタミンB群・鉄・カルニチン
- メンタル不調 → アミノ酸+ビタミンB6+マグネシウム
- 肌荒れ → 亜鉛・ビタミンA・腸ケア
- PMS/更年期 → 鉄・亜鉛・脂肪酸
✔ 点滴・水素療法
- 高濃度ビタミンC点滴
- グルタチオン点滴
- 水素吸入・水素水
ミトコンドリア疲労・酸化ストレスが強い方に有効です。
最後に
分子栄養学は、
「病気ではないけれど調子が悪い」を見逃さない医学 です。
あなたの不調には必ず 原因 があります。
検査で“なぜ”を明確にすれば、身体は確実に変わっていきます。
一人では難しい栄養・生活改善を、医師と管理栄養士が寄り添いながら、根本からサポートいたします。
